今泉「満月堂」実食レポート|2人19,800円の中身と、先に頼むべき4品

今泉の「満月堂」に行ってきました。この記事の写真はすべて、2026年8月29日に自分で撮ったものです。

7品ほど頼んだので、どれを頼むべきで、どれは急がなくていいかを正直に書きます。全部おいしい店なので「まずい」は一つもありません。ただ、限られた品数で頼むなら明確に順番があります。

あわせて、実際の会計(2人で19,800円)と、土曜の22時半に予約なしで入れたことも書いておきます。掲載されている平均予算だけでは、行くときの判断がつかないと思うからです。

目次

この記事の結論

迷ったらこの4品です。

  1. バックリブ(この日いちばん。ただしメニュー表には見当たりませんでした。理由は後述します)
  2. エビマヨ
  3. レバーのパテ
  4. おでん出汁のチーズリゾット(見た目のインパクトもここが最大)

おいしいけれど、上の4つを頼んだ後でいいのがこちらです。

  • サガリ
  • 鯛の焼きもの
  • ラム串

この3つも普通に満足できます。ただ「これを食べにもう一度行くか」と言われると、上の4つが先に来ます。

1. バックリブ ― この日の一番。でもメニュー表には見当たらなかった

この日いちばんおいしかったのはバックリブでした。写真は撮っていません。

そして、ここが一番お伝えしたい点です。店で渡されたメニュー表の中に、バックリブは見当たりませんでした。

調べてみて、理由がはっきりしました。ホットペッパーグルメの掲載メニューに「バックリブステーキ」があり、提供形態が「コースのみでのご提供」と書かれています(2026年8月30日確認)。同じ掲載によれば、豚の背中側のあばら肉をオリジナルスパイスでマリネし、4時間じっくりグリルした一品だそうです。

つまり卓上の単品メニューをいくら探しても見つからない可能性があるということです。名前は知られている料理なのに、そこには載っていない。ここが一番の落とし穴だと思います。

ただしこの日、実際に食べられています。だから「頼めない料理」ではありません。メニュー表になくても、店の方に聞けば道はあるということです。

目当てにして行くなら、入店時に確認するのがいちばん早いと思います。

写真がないので、味の描写をこれ以上細かく書くのはやめておきます。次に行ったときに撮って、この記事に追記します。

2. エビマヨ ― 想像している「エビマヨ」ではない

満月堂のエビマヨ。頭付きの海老にオレンジ色のソースがかかり、糸唐辛子がのっている

これが想像以上でした。

中華料理店のエビマヨとは別物です。海老は頭付きのままで、身がしっかり大きい。ソースはオレンジがかった色で、上に糸唐辛子がたっぷり載ります。器も赤い焼き物で、出てきた時点で「居酒屋のエビマヨ」の顔をしていません。

下にレタスと、パリパリした薄い皮のようなものが敷いてあります。ソースが受け皿にたまるので、最後まで絡めて食べられます。

3. レバーのパテ ― 表面が焼き固めてある

満月堂のレバーパテ。表面を焼き固めたパテと、焼いたバゲット3切れが同じ皿に盛られている

メニューの正式名称は控えていないので「レバーのパテのようなもの」と書きます。

面白いのは表面が焦げ茶色に焼き固めてあることです。クレームブリュレのように、上面だけ香ばしく仕上げてあります。四角くカットされていて、焼いたバゲットが3切れ同じ皿に載って出てきます。スプーンも付いてくるので、塗り方に迷いません。

別皿でピクルス(ズッキーニ・大根・パプリカ)が付きました。脂の強いパテに対して酸味が用意されているので、最後まで重くなりません。

ワインや、しっかりした酒に合わせたい一皿です。

4. おでん出汁のチーズリゾット ― チーズの塊が器になって出てくる

満月堂のチーズリゾット。くり抜いたパルミジャーノの大きな塊がそのまま器になっている

視覚的にはこれが一番です。

くり抜いたチーズの塊そのものが器になっていて、その窪みにリゾットが入っています。塊は手のひらでは収まらないサイズで、金属の丸皿に立てて出てきます。写真を撮りたくなる料理というのは確かにあって、これはそれです。

チーズの器の中のリゾット。中央に卵黄、きのこ、黒こしょう、パセリ

中身は、中央に卵黄、きのこ、黒こしょう、パセリ。混ぜて食べます。

そして、この料理の正式名称は「おでん出汁のチーズリゾット」です。

名前のとおり、チーズのリゾットなのに、ベースが和のおでん出汁です。だから濃厚なのに輪郭がぼやけません。チーズだけで押してくる洋風のリゾットとは、後味がはっきり違います。

実際、この日もテーブルには大根などのおでんの小鉢が並んでいました。店の軸にある出汁が、そのままリゾットに回ってきているわけです。この一皿だけで、この店が何をやりたい店なのかが分かります。

ホットペッパーグルメの掲載では1,500円(税込)で、「当店人気No.1の〆メニュー」とされています。出汁は7種類の素材から抽出したもの、チーズはイタリアから輸入したパルミジャーノレッジャーノで、目の前で仕上げると書かれています(2026年8月30日確認)。

5. サガリ ― おいしい。ただ順番は5番目

満月堂のサガリ。レアに焼いてスライスされた牛肉に、粒マスタード、塩、焼き野菜が添えられている

火入れはきれいです。中心まで赤みが残るレアで、スライスして出てきます。

皿の上には濃い色のソースが大きく敷かれ、粒マスタードと、フレーク状の塩が別々に置かれています。味を3通りに変えられる構成です。付け合わせは焼いた人参・じゃがいも・きのこ。黒っぽい器に盛られていて、見栄えもします。

おいしいです。おいしいのですが、「この店でしか食べられない」という驚きはありませんでした。サガリのレアという料理として、きちんとおいしい、という位置です。

上の4品が「ここでしか出てこない形」だったぶん、比較すると順番が下がりました。

6. 鯛の焼きもの ― 赤いソースが主役

満月堂の鯛料理。焼いた身がサラダの上にのり、赤いソースとレモンが添えられている

こちらもメニューの正式名称は控えていません。鯛を使った焼きものです。

丸い器に葉物を敷き、その上に焼いた身。赤いソースがたっぷりかかり、レモンが添えられます。トマト系に見えますが、断定はできません。

皮目にしっかり焼き色が付いていて、身はふっくらしています。魚料理としてきちんとしていますが、こちらもサガリと同じ位置づけです。

7. ラム串 ― 2本で登場

満月堂のラム串。染付の角皿に2本、白髪ねぎと赤玉ねぎ、唐辛子粉が添えられている

染付の角皿に2本。白髪ねぎ、赤玉ねぎ、貝割れが上に載り、皿には唐辛子粉が振ってあります。

ラムの香りは強すぎず、食べやすい方だと思います。ラムが苦手でなければ問題なく食べられる範囲です。ただ、串もの単体としては驚きまではいきませんでした。

実際に行って気づいたこと

土曜の22時半、予約なしで入れました

訪問したのは2026年8月29日(土)の22時30分予約はしていません。それで入れました。

金曜・土曜は翌1時まで営業していると掲載されています。つまり2軒目として使える時間帯に、まだしっかり料理が出てくる店だということです。今泉・薬院あたりで飲んだあと、もう一皿いきたいときの選択肢になります。

ただしこれは1回の訪問の話です。席数は30席と掲載されているので、人数が多いときや早い時間帯は、予約しておくほうが確実だと思います。

会計は2人で19,800円。ただし、かなり食べて飲みました

ここは正直に数字を出しておきます。2人で19,800円でした。1人あたり約9,900円です。

ただしこの日はかなり食べて、かなり飲んでいます。料理だけで7品です。掲載されている平均予算は4,000円なので、そこと比べると倍以上ですが、それは頼んだ量の話で、値段が高い店という意味ではありません。

デートで軽めに食べるなら、1人5,000円くらいで収まりそうです。(これは実際の会計ではなく、この日の内容から逆算した見立てです)

つまり予算の振れ幅が大きい店です。4,000円でも成立するし、本気で頼めば1万円になる。ここを知らずに行くと、会計で驚くことになります。

デートに向いています

雰囲気は普通にデートで行っていい感じです。

暗めの照明、木のテーブル、一皿ずつ違う器。チェーンの居酒屋ではないけれど、気取りすぎてもいないという位置で、会話しながら長く座っていられます。

盛り付けが全部ちがう

7品頼んで、同じ形の器がひとつも出てきませんでした。チーズの塊、金属の丸皿、黒い平皿、赤い焼き物、染付の角皿、貫入の入った白い長皿。

写真を撮る前提の店ではないのでしょうが、結果として全部絵になります。少人数で「ちょっといい店」に行きたいときに強いのはこの部分です。

照明は暗め

店内は落ち着いた暗さです。木のカウンター/テーブルに、暖色の照明。料理写真を撮るなら明るさは足りませんが、雰囲気を優先している店だと分かります。

逆に言うと、写真をきれいに残したい人は明るさの補正を前提にしておいたほうがいいです。この記事の写真も、そのままでは暗めでした。

おでんの小鉢が卓上にある

テーブルには、大根などの小鉢が並びました。おでんが軸にある店だということが、料理を待っている間にも分かります。

基本情報

以下はホットペッパーグルメの店舗ページに記載されている内容です(2026年8月30日確認)。満月堂の自社公式サイトは確認できませんでした。訪問前に必ずご自身で最新の情報をご確認ください。

項目 内容
店名 満月堂
住所 福岡県福岡市中央区今泉2丁目3-26 やおきビル 2階
営業時間 月〜木・日 17:00〜翌0:00 / 金・土 17:00〜翌1:00
定休日 不定休
席数 30席
平均予算 4,000円(※実際の会計は上記のとおり、頼む量で大きく変わります)
アクセス 西鉄薬院駅・地下鉄薬院駅から徒歩8分/地下鉄薬院大通駅から徒歩5分
支払い クレジットカード(VISA・マスター・アメックス・JCB)、PayPay
喫煙 全席禁煙
電話番号 掲載ページ上では「電話番号を表示する」のリンク形式のため、ここには転記していません

アクセスについて補足です。「今泉」という住所から天神周辺をイメージしがちですが、掲載されている最寄り駅は薬院方面です。天神から歩く場合は、そのつもりで時間を見てください。

次に行ったら頼むもの

今回は頼まなかったのですが、掲載メニューを見ていて気になったものを書いておきます。

名物【希少部位】マグロテールステーキ(990円・税込)。「満月堂の名物」として、マグロのテールを鉄板でステーキにする一品と説明されています。990円という値段の割に、明らかに見栄えのする料理です。今回は完全に見落としていました。

あわせてバックリブも、次回はコースを含めて確認してから行きます。

まとめ

7品食べて、頼むべき順番がはっきりした店でした。

  • バックリブ・エビマヨ・レバーのパテ・おでん出汁のチーズリゾットを先に頼む
  • バックリブは単品のメニュー表に見当たりません。掲載では「コースのみでのご提供」。知らないと頼めません
  • サガリ・鯛・ラム串は、人数が多いときや、まだ食べたいときに追加する
  • チーズリゾットは、おでん出汁がベース。この店の性格が一番出ている一皿
  • 器と盛り付けが一皿ずつ違うので、写真は残る。ただし店内は暗め
  • 土曜の22時半に、予約なしで入れました。金土は翌1時まで営業と掲載されているので、2軒目にも使えます
  • 会計は2人で19,800円。ただし7品+しっかり飲んだ結果です。軽めなら1人5,000円くらいで収まりそう
  • デートに向いています。暗めの照明と、一皿ずつ違う器

予算の振れ幅が大きい店なので、そこだけ先に知っておくと安心して行けます。

次に行くときは、バックリブの写真を撮ってきます。

免責事項

本記事は2026年8月29日の訪問にもとづく個人の感想です。料理の評価は筆者個人のものであり、味の感じ方には個人差があります。メニュー名は記憶にもとづく表記で、正式名称と異なる場合があります。価格・営業時間・メニュー内容は変更される可能性がありますので、訪問前に必ず店舗へご確認ください。

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この記事を書いた人

福岡のおでかけ情報メディア「めぐる福岡」編集者のめぐるです。デート・グルメ・カフェ・観光・季節のイベントまで、福岡で過ごす時間がもっと楽しくなる情報を『選び方』からわかりやすくお届けしています。気になるスポットは公式情報もあわせて確認しながら、実際に役立つ視点を大切に発信中。あなたの次のおでかけ選びを、そっと後押しできたらうれしいです。

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