福岡のつけ麺「麺や兼虎(かねとら)」に行ってきました。この記事の写真はすべて、自分で撮ったものです。頼んだのは大盛りです。行ったのは天神西通り店(中央区大名1-14-45 Qiz Tenjin 1F)です。
この記事でいちばん伝えたいのは、味の感想ではありません。兼虎には麺の量のルールがあって、それを知っているかどうかで支払いが変わるということです。
結論から書きます。兼虎のつけ麺は、中盛りまで無料です。大盛りだけが+150円。つまり「たくさん食べたい」の大半は、追加料金なしで解決します。
この記事の結論
- 麺は中盛りまで無料。大盛りだけ+150円(公式サイトのお品書きに明記)
- 量の実数は通常200g/中盛り300g/大盛り400g(鳥栖プレミアム・アウトレット公式コラムの記載)
- 基本の濃厚つけ麺は1,300円。大盛りにしても1,450円
- 辛辛つけ麺は辛さ4段階。「控えめ/基本/激辛/限界突破」
- 店舗は福岡市内に4店+佐賀(鳥栖アウトレット)に1店。天神だけで3店あります
- 天神本店・博多デイトス店・福岡PARCO店には「※22:00までにお並びください」と明記。閉店時刻ではなく「並ぶ締切」で考える店です
- 福岡PARCO店は営業時間の表記が2つある(兼虎公式10:45/福岡PARCO公式11:00)。さらに福岡PARCO自体が2027年2月末で営業終了予定
1. 大盛りの見た目 ― 麺は別皿で、丼いっぱいに巻いてある

これが大盛りです。麺は丼にきっちり2つの渦を巻いて盛られています。白っぽい、水で締めたストレートの麺で、表面が光っています。
丼には「麺や 兼虎」の文字と雷紋(らいもん)の縁。つけ汁側の器は青海波のような紋様で、2つで対になっています。
麺について、公式サイトは「国産小麦100%使用のもちもち中太麺」と書いています。JR博多シティの店舗紹介では「モチモチ食感の太麺」。写真では細めに見えますが、締めて巻いてあるためだと思います。
そして、ここが本題です
公式サイトのお品書きには、こう書かれています。
「※つけ麺の麺は中盛りまでは無料です。」
「※麺の大盛りは「+150円」となります。」
(2026年9月4日確認)
整理するとこうです。
| 麺の量 | グラム | 追加料金 | 濃厚つけ麺の場合 |
|---|---|---|---|
| 通常 | 200g | 無料 | 1,300円 |
| 中盛り | 300g | 無料 | 1,300円 |
| 大盛り | 400g | +150円 | 1,450円 |
※グラム数は鳥栖プレミアム・アウトレット公式サイトのコラムに記載されているものです(2026年9月4日確認)。兼虎の公式サイトにはグラム表記がないため、店舗によって異なる可能性があります。
200gが300gになっても、値段は同じ。これはつけ麺の店としてもかなり気前のいい設定です。「大盛りにするか迷う」という場面の多くは、中盛りを頼めば無料で解決します。
逆に言えば、+150円を払う意味があるのは「300gでは足りない人」だけです。初めて行くならまず中盛り、足りなければ次は大盛り、という順番が損をしません。
2. つけ汁 ― 魚粉が山になって浮いている

つけ汁側です。写真から分かる範囲で並べます。
- 中央に魚粉が山盛り。混ぜる前の状態で、粉のまま丸く盛られています
- 海苔が1枚、器のふちに立てかけてある
- 白ねぎの小口切り
- 柑橘の皮(柚子と思われる黄色い細切り)
- つけ汁は濃いベージュでとろみがある。表面に脂の粒が見えます
公式サイトは、このスープを「寸胴の蓋が閉まらないほどの大量の具材をじっくりと煮出した超どろどろ濃厚スープ」と説明しています。写真でも、麺を持ち上げたら絡んでくるであろう濃度になっているのが分かります。
注目したいのは柑橘の皮です。豚骨魚介系のつけ汁は最後まで食べると重くなりがちですが、皮の香りが入ると最後まで持ちます。濃さで押し切るだけの設計ではないことが、この一点から読み取れます。
卓上には蓋つきの小さな壺(スプーン付き)が置かれていました。中身は写真からは判別できないため断定しませんが、卓上の薬味であることは間違いありません。
3. メニューと価格(公式サイト掲載)
公式サイトのお品書きの価格です(2026年9月4日確認)。公式サイトに税込・税別の明記はありません。
濃厚つけ麺
| 品名 | 価格 |
|---|---|
| 濃厚つけ麺 | 1,300円 |
| 味玉濃厚つけ麺 | 1,450円 |
| プレミアム濃厚つけ麺 | 1,650円 |
辛辛つけ麺
| 品名 | 価格 |
|---|---|
| 辛辛つけ麺 | 1,350円 |
| 味玉辛辛つけ麺 | 1,500円 |
| プレミアム辛辛つけ麺 | 1,700円 |
辛辛つけ麺の辛さは4段階で、公式サイトに「4段階からお選びいただけます」と明記されています。段階の名前は「控えめ」「基本」「激辛」「限界突破」(鳥栖アウトレット公式コラムの記載)。
濃厚と辛辛は50円差なので、辛いものが平気なら価格で迷う理由はありません。
サイド・お土産
| 品名 | 価格 |
|---|---|
| 豚ご飯 | 400円 |
| 豚ご飯(ラー油ガーリック) | 450円 |
| ガーリック TKG | 200円 |
| お土産つけ麺 濃厚 | 1,200円 |
| お土産つけ麺 辛辛 | 1,300円 |
「ガーリック TKG」が200円というのは覚えておく価値があります。濃厚つけ麺+ガーリックTKGで1,500円。麺を中盛りにすればこの構成が追加料金なしで組めるので、コストパフォーマンスでいえばここが最適解だと思います。
※お土産つけ麺は店頭より100円安く見えますが、公式に内容量・食数の記載がないため、単純比較はできません。
価格は全店共通とは限りません
鳥栖アウトレット公式コラムには、鳥栖店の「辛辛つけ麺(辛さ控えめ)・中盛り:1,250円(税込)」という記載があります。公式サイトの辛辛つけ麺1,350円とは100円違います。
鳥栖店はフードコート内の出店なので、価格や提供形態が本店と異なるようです。上の価格表は公式サイト掲載のものとして見てください。
4. 店舗と、その使い分け
福岡市内に4店、佐賀県に1店あります。天神だけで3店あるので、どこに行くかで開店・閉店の時刻がかなり変わります。
| 店舗 | 場所 | 営業時間 | 席数 |
|---|---|---|---|
| 天神本店 | 中央区渡辺通4-9-18 福酒ビル1F | 平日10:00〜22:00/土日祝9:45〜22:00 ※22:00までにお並びください |
16席 |
| 博多デイトス店 | 博多区博多駅中央街1-1 JR博多駅 博多めん街道内(DEITOS 2F) | 9:30〜22:00 ※22:00までにお並びください |
18席 |
| 福岡PARCO店 | 中央区天神2-11-1 福岡PARCO本館B1F | 兼虎公式10:45〜22:00/福岡PARCO公式は11:00〜22:00 ※22:00までにお並びください |
15席 |
| 天神西通り店 (今回行った店) |
中央区大名1-14-45 Qiz Tenjin 1F | 平日11:00〜21:00/土日祝10:00〜21:00 | ― |
| 鳥栖アウトレット店 | 佐賀県鳥栖市弥生が丘8-1(フードコート内) | 10:00〜20:00(L.O.は営業終了15分前) | ― |
定休日は、上記5店舗とも「年中無休」と掲載されています。鳥栖店は施設であるアウトレットの営業日に準じます。
「22:00までにお並びください」の意味
天神本店・博多デイトス店・福岡PARCO店の3店には、公式サイトに「※22:00までにお並びください」と書かれています。
つまり22:00は「閉店時刻」ではなく「列に並ぶ締切」です。JR博多シティの店舗ページがデイトス店を「9:30〜22:30(L.O.22:00)」と表記しているのも、同じことを別の書き方にしたものだと考えられます。どちらの表記でも、22:00までに並んでいる必要があります。
22時ちょうどに向かうのは、かなり際どいと考えておいたほうがいいです。
つけ麺に限れば、朝から食べられる店は貴重
開店時間を見ると、博多デイトス店が9:30、天神本店が平日10:00・土日祝9:45です。
福岡は朝ラーメンの選択肢がそれなりにありますが、つけ麺に限ると朝から開けている店は多くありません。デイトス店が入る博多めん街道は12店舗ありますが、つけ麺の専門店は兼虎だけです。
しかもデイトス店はJR博多駅の中。新幹線や特急に乗る前、あるいは着いてすぐに食べられる立地です。JR博多シティの掲載では予算1,050円〜となっています。
夜に行くなら、天神西通り店だけ21時閉店
福岡市内で見ると、天神西通り店だけ21:00で閉まります。他の3店は22:00。飲んだ後に寄るつもりなら、この差は効きます。
今回行ったのがこの天神西通り店です。西通りから大名に入ったあたりで、天神の他2店(本店=渡辺通、PARCO店=天神2丁目)とは歩く方向が違います。21時で閉まるぶん、昼から夕方に組み込むほうが向いている店です。
福岡PARCO店には期限があります
営業時間の表記が兼虎公式10:45/福岡PARCO公式11:00と15分ずれているのはPARCO店です。開店直後を狙うなら11:00で見ておくのが安全です。
そしてもう一点。株式会社パルコは2026年1月29日に、福岡PARCOの営業を2027年2月末(予定)で終了すると発表しています。建物の老朽化と天神地区の再開発が理由とされています。
PARCO店に行けるのは、残り1年半ほどということになります。
兼虎に行くときの組み立て方
初めてなら「濃厚つけ麺・中盛り」
1,300円で、麺は無料で300gまで増やせます。ここから始めて、足りなければ次回に大盛り(+150円・400g)へ。最初から大盛りを頼む必要はありません。
+200円出せるなら「ガーリック TKG」
200円で卵かけご飯が付きます。つけ汁が残るタイプの料理なので、ご飯があると最後まで使い切れます。
辛いものが平気なら「辛辛つけ麺」
濃厚との差は50円。辛さは「控えめ」「基本」「激辛」「限界突破」の4段階です。
並ぶ前提で行く
公式サイトが3店舗に「22:00までにお並びください」と書いている時点で、列ができる前提の店だと分かります。時間に余裕がないときに突撃する店ではありません。並びたくないなら、開店直後(9:30〜10:00台)を狙うのが現実的です。
基本情報
以下は麺や兼虎の公式サイト、JR博多シティ公式サイト、福岡PARCO公式サイト、鳥栖プレミアム・アウトレット公式サイトに記載されている内容です(2026年9月4日確認)。訪問前に必ずご自身で最新の情報をご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 麺や兼虎(めんや かねとら) |
| 業態 | つけ麺・らーめん専門店(公式サイトのお品書きはつけ麺2系統+サイド+お土産) |
| 店舗数 | 5店舗(福岡市内4・佐賀県鳥栖市1) |
| 本店 | 天神本店/〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通4-9-18 福酒ビル1F/092-726-6700/16席 |
| 麺 | 国産小麦100%使用のもちもち中太麺(公式) |
| スープ | 寸胴の蓋が閉まらないほどの大量の具材を煮出した超どろどろ濃厚スープ(公式) |
| 基本価格 | 濃厚つけ麺1,300円/辛辛つけ麺1,350円(公式サイト掲載。税込・税別の明記なし) |
| 麺の量 | 中盛りまで無料/大盛り+150円(通常200g・中盛り300g・大盛り400g) |
| 定休日 | 営業中の5店舗は「年中無休」と掲載(鳥栖店は施設の営業日に準じる) |
| 公式サイト | https://www.kanetora.co.jp/ |
まとめ
- 麺は中盛りまで無料。大盛りだけ+150円。迷ったらまず中盛り(300g)
- 濃厚つけ麺1,300円。大盛りでも1,450円
- ガーリック TKGが200円。濃厚つけ麺(中盛り)+TKGで1,500円が、いちばん効率のいい組み方
- 辛辛つけ麺との差は50円。辛さは控えめ/基本/激辛/限界突破の4段階
- 博多デイトス店は9:30開店。JR博多駅の中で、博多めん街道12店のうちつけ麺専門は兼虎だけ
- 22:00は閉店ではなく「並ぶ締切」。3店舗に「※22:00までにお並びください」と明記
- 天神西通り店だけ21時閉店
- 福岡PARCO店は営業時間の表記が10:45と11:00で15分ずれている。さらに福岡PARCOは2027年2月末で営業終了予定
- 鳥栖アウトレット店はフードコート内で、価格が異なる実績がある
つけ麺は「量で損をしやすい料理」です。兼虎はそこを中盛り無料で解決してくれているので、ルールさえ知っていれば気持ちよく食べられます。
免責事項
本記事は実際の訪問にもとづく個人の感想です。料理の評価は筆者個人のものであり、味の感じ方には個人差があります。本文中の価格・営業時間・店舗情報は、麺や兼虎の公式サイト、JR博多シティ公式サイト、福岡PARCO公式サイト、鳥栖プレミアム・アウトレット公式サイト、および株式会社パルコの発表に2026年9月4日時点で掲載されていた内容です。麺のグラム数と辛さの段階名は鳥栖アウトレット公式コラムの記載によるもので、店舗により異なる場合があります。価格・営業時間・メニュー内容は変更される可能性がありますので、訪問前に必ず店舗へご確認ください。
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